ウクライナ侵攻 中国が動き注視
ウクライナの首都キエフ陥落が間近に迫っている。ロシアのウクライナ侵攻がウクライナとロシアだけの問題で終わるか。今回の侵攻を固唾を呑んで見ている国がある。中国である。ロシアの手口に対する米国の動きは、近隣国の欧州の動きはどうか。台湾国境の金門島周辺で軍事演習と称し、小規模な軍事行動を繰り返し、偶発を装い、侵攻することが可能か。その時、米国は、日本はどう動くか。
米国は、日本はどう動くか
第一次世界大戦はサラエボ事件、第二次世界大戦は独ソ不可侵条約に基づくドイツのポーランド侵攻、ソ連のポーランド侵攻から世界大戦に拡大した。いずれも欧州の小競り合いから世界の国々を巻き込んでいった。
第一次世界大戦では日本も日英同盟を結んでいたために参戦、ドイツ海軍の要塞である中国・青島の要塞を攻略し、ドイツの敗戦でドイツが統治していたパラオやトラック島など南洋諸島を統治することになり、後に南洋庁を置いた。第二次世界大戦での日本への影響は甚大だった。
対岸の火事ではすまないウクライナ侵攻に対し、日本は迅速に強い姿勢を示す必要がある。中国が注視している。